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そろそろ5年生なので右も左もわからない新卒のころの自分にアドバイスする

こんにちはmoretです。
はてなスタッフ歴5年目で、いまはディレクターをやっています。
この記事は「はてなディレクターアドベントカレンダー」の1日目の記事として書かれました。

「新卒あがりのディレクターとしてよろしく」という具合にトップバッターを拝命しました。せっかくなので経験の浅いディレクターやプランナーにとって参考になることを書きたいなと思い、いまの僕がもし当時の自分にアドバイスするなら最初にどういうことを話すだろうというのを考えてみました。

プランナーとしてのバリューにこだわらない

はてなではディレクターを中心として1つの開発チーム内にエンジニア、デザイナー、プランナーなど複数職種のメンバーが在籍しています。それぞれの職種が自分の専門性を発揮しお互いに依存しながら手分けして開発を行います。この中でプランナーは作るべき機能や施策の検討を主に担当します。当然プランナーも自分の専門性を発揮したいのですが、新しい機能の企画や仕様の策定といったタスクは他の職種との交換可能性が高く、一見するとWeb開発の経験があれば誰でも取り組みやすい職務になっています。開発の経験が浅ければその代替性はより顕著で、最初のころはエンジニアやデザイナーが仕様を考えた方がこなれていることも多々あります。
プランナーとして入社したからにはおもしろいものを作りたいという矜持があるのだけど、最初にそこにこだわってしまうとあまり良くないなと思っていて、おもしろいアイデアだったとしても開発コストが結構かかってしまったり(最初はコスト感とかもあまりない)、案外成果がでなかったり(おもしろドリブンになってる)する。
最初は「わかりやすい成果が出る」ことにフォーカスするべき。成果とは何か、そのサービスはどういう課題をもっているか、その辺を考える癖を身につけられると良い基礎となると思います。「これ普通にやったらええやん」というのがいくつも見えてくるとファーストステップクリアという感じがする。あとはそれを爆速でやる、爆速でやるときに自分なりの、プランナーとしての味付けをしてみると良いです。仕様の考え方とかは他の職種の人に一日の長があると思うので最初は教えてもらいながらが良さそう。本とかもたくさん出ているのでやりながら勉強していくと良い。わかりやすい成果が出てくると他のメンバーと信頼関係が作りやすくなります。

コラボレーションする

コラボレーションというのは流れ作業をやめる、くらいに読み替えると良さそうです。プランナーが仕様をきめて、エンジニアが開発したものにデザイナーが格好よいグラフィックをあてる、みたいな順序でやると最初のアイデアから尻すぼみしかしない。もしくは大きな手戻りをつくってしまう。最初からみんなでやろう。単にみんなでやるみたいなのはいたずらに雑談時間が増えたりして上手くいかないのでいろいろコツがあります。
「ユーザーは○○したくてこの機能を使うのだけど、実は○○するときに使いづらいよね」このように具体的な課題意識があると他のメンバーと論点をブレさせずに会話することができます。プランナー(ディレクター)の役割としていちばん重要なことは、アイデアを出すことでも仕様をつくることでもなく、上の様にフォーカスする課題を特定することだと思っています。これは自分ひとりでは出てこなかったアイデアや機能が効率的に生まれるスタート地点となります。信頼関係があるからこそできる手法だとも思う。うまくいくと楽しい。

サービスについて一番考える

あまり説明の必要がなくて、そうですよねという感じだと思う。サービスを愛して四六時中そのことを考えていますか。

郷に従う

Webサービスの開発、それに従事したことがなければかなり特異な環境なのではないかと思っています。開発メンバーの人数比からみてもエンジニアが大半を占めるためこれまでエンジニアカルチャーに身を置いたことがなければある程度は面食らうことがありそう。チャットでしか会話しないとか、フェースブックの登録名で呼び合わないとかいろいろ。まず慣れよう、はやく順応しよう、わからないことがあれば気にせず訊いていこうという感じだと思う。会話が少ない職場にみえても優しいエンジニアは多いので。
スクラムがどうとかリーン開発がどうとかそういう方法論は早めにどういうルールなのかを把握できると良いです。ルールを知ってないとその中で自由に振る舞うことができない。関連した書籍も山のようにあるのでシュッと読むと良さそう。

最後に、たくさん失敗すること、インターネットを愛でること

ざっと挙げると4つくらい観点があった。例えばいまのチームに新卒のプランナーがjoinしたとすると半年くらいはこういうことを言いつづける思う。プランナー、ディレクターというのは失敗の職種という面が大きいのでたくさん失敗できるとその分成長しやすいだろうなと思います。「おまえが考えた機能、つくるの大変だったけど成果出てへんやんけ」そう言わず長い目で若手プランナーの成長をサポートしてくれるエンジニアやデザイナーに面倒見てもらいつつ、たくさん失敗できると良いですね。いままで僕がかけた迷惑を振りかえりつつそう思うのでした。

プランナーとして入社したからにはおもしろいものを作りたいという矜持があるのだけど、最初にそこにこだわってしまうとあまり良くないなと思っています。

最初にこういうことを書いたけれど、この仕事に就く以上やっぱりスタート地点は「おもしろいものを作りたい」「インターネットをもっと良いものにしたい」という部分が大きいと思う。個人の思想とか思い込みが環境を大きく変えていくと思っている。だからやってみたいことや作りたいものをどんどん口に出していってたくさん会話をすると良いと思います。信じるものを作りましょう。

こちらからは以上です。
明日はアドベントカレンダー2日目。 id:yashigani_w さんの記事をお楽しみに。

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