我々は火星の生物の子孫かもしれない、とテレビで聞いた

気づいたら知らない街、でも多分日本。向こうに小さな隕石が落ちるのが見えた。消防車に似た緊急車両が落下地点の方へ向かう。隣を通りがかった渋いおじさんが話かけてきた。

また、処理だね。今日はよく隕石が落ちる。

隕石と同時に生命体も落下しており、安全や衛生のためにすぐさま"処理"する必要があるそう。この街ではときどき隕石が降ってくるらしく、おじさんは落下物から出てきた子犬に似た動物を見たことがあるらしい。

ここまで聞いて気がつく。そういえば自分も隕石でこの街に来た気がする。コンパクトなボール状のシェルターから降りて来た記憶がある。処理されなかった生物はどうなるのか尋ねたかった。答が怖ろしくて訊けなかった。自分はたまたま処理班に見つからなかっただけなのかもしれない。


このあと処理班から逃亡する生活が始まるんだろう、それから同じように隕石でこの世界へやって来た人のコミュニティと接触を持つのだろうな、というイメージが湧いた。面白そうなストーリーだと思ったところで目が覚めた。久しぶりに印象的な夢をみた。
最近会社にヘッドフォンを置きっぱなしにしていたので家で映画を見ていなかった。今週、机周りをいろいろ掃除した時に持って帰ったので積んである映画を解消しようと思った。