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誰でも楽しめるもの

年末に高木正勝さんの話を聞く機会があった。おじいちゃんでも子どもでも誰もが楽しめる音楽を作りたいとおっしゃっていた。それで、誰でも楽しめる音楽を作るにはどうすれば良いかという話になると「その人にしか分からないものが誰でも楽しめるものだ」とおっしゃったのが面白かった。誰でも楽しめるものとは、(逆説的なのだけど)ある人にしか分からないものを、その時の感情を表現してほかの人に伝えるものだと。みんなに共通なものとか公約数的なものはまったく面白くなくて、その人だけが得た感情とか景色を表現できるとそれは誰でも楽しめるものになりうるという話だった。
高木正勝「おおかみこどもの雨と雪」オリジナル・サウンドトラック